Summer Camp くすの木 自然の宿 見地調査

2018年のSummer Campの予定地「くすの木 自然の宿」へ周辺環境等確認のため、現地に行って周辺環境を視察してきました。

場所は千葉県南房総市和田町という自然豊かなところです。122年の歴史のある上三原小学校が廃校となり、小学校跡地の再生プロジェクトとして1997年に「くすの木 自然の宿」がオープンしました。なお、施設名の「くすの木」という名前は施設の側にある樹齢750年の楠木が由来となっているそうです。

今回Summer Campは前回遠足と同様に貸し切りスクールバスを搭乗する予定です。行き道は横浜高速からアクアラインを通り、木更津、君津ICを経て和田町までと予定しています。道は全て舗装された高速道路・県道・国道、直線の道路が多いためか、1時間半の車の旅でも快適でした。

山の奥のような場所で、車の通りもかなり少なく、自然豊かな場所ですが、周辺は非常にきれいに整備されています。

施設を案内してもらった施設長の北見さんは上三原小学校の卒業生でした。オープンしてから20年経つそうですが、2年前に内装工事が行われたとのことで、施設は非常にきれいでした。

施設内には大きな洗面所、大浴場、食堂、多目的ホール、宿泊部屋があり、施設の前の広いスペースではバーベキューやキャンプファイア等ができます。

予定しているイベントの一つ、キャンプファイアはこちらで行います。バーベキューについては、今回は小さい子供達もいるので、安全のためにバーベキューは行いません。

今回現地では3食(夜、朝、昼)をこちらの食堂で食べます。そしてイベントの一つ田舎寿司作りも食堂で行います。

お風呂は男女別で2つあり、実は中の内装は少し異なっています。

洗面所は別にあり、大きくて団体客向けに作られたようです。

ほとんどの施設は新しくなっているため、過去の面影はあまり残っていないのですが、旧講堂をそのまま使った多目的ホールには、校歌の歌詞が当時のままの位置にかかっています。

また、歴代の校長先生の写真と卒業生名簿が壁に飾られており、歴史を感じることができました。

多目的ホールには望遠鏡が置かれており、星空を見ることができるそうです。望遠鏡は自由に使うことができますが、残念ながらかなり専門的な望遠鏡で素人では操作は難しいようです。ただ、晴れた夜には肉眼でも十分夜空の星が見えるとのことです。

宿泊部屋は一部屋10畳ほどありますが、今回は全員で泊まれるように、2つの部屋の仕切りを外して大部屋にしていただく予定です。

こちらの仕切りを外すと、大きな部屋になります。

Summer Camp初日は近くの酪農施設を見学する予定です。「くすの木」からは車で6分程のところです。

施設では牛や山羊が放牧されており、昔の道具も展示されています。

しばらく広場でゆっくり過ごしてから、酪農施設を流れる渓流で川遊びをする予定です。

川遊びエリアは整備されており、ステップなどもあります。当日は緩やかな流れの一番浅瀬のところで水遊びする予定です。

深さは低いところでは足の甲まで浸からないほど、深いところでも足首くらいまでになります。

和田町は捕鯨の港だったということもあり、今でも年間26頭のツチクジラが捕獲することができるそうです。そのためか、「くすの木」の前にツチクジラの骨が置かれています。

今回の視察で、活動を行う場所は全部確認できました。総じてきれいでかつ整備された環境でした。当日は添乗員2名と先生2名が同行する予定です。安全な環境で様々なイベントを通して自然を楽しむことができるSummer Campにできればと思っています。

ちなみに、2018年2月に小学校跡地の再利用プロジェクトで地域に貢献した成功例として、野田聖子総務大臣から表彰されたそうです。合宿やテレビの取材やタレントも訪れるほどの人気施設であると北見さんが自慢げに話してくれました。