幼児教育Early Childhood Education(ECC)

プレスクールを運営している立場上、少し自分の見聞を書いてみます。

幼児教育Early Childhood Education(ECC)とは?

下手なタイトルですが、でもここに(Orchard Kinder Preschool)多く訪れた保護者は少ならず誤解しているように感じています。英才教育や受験勉強などに関連付けがちです。

一般的では8歳までの教育(Education)のことを幼児教育といいます。プレスクールや幼稚園、そして小学校も含まれています。1800年からヨーロッパで幼児教育の概念が生まれ、その後アメリカに渡り、上層階級はいち早く取り入れて、1900年はプリスクールの早期の形が出来上がりました。現代の幼児教育はJean Piagetが唱えた思考発達段階説に基づいて行っています。日本の保育士もこの思考発達段階説を勉強されています。近年の幼児教育は科学的なアプローチを取ったり、そしてコンピューターサイエンスなども取り入れて行っています。

何歳から幼児教育をすべきか?

研究者の多くは幼ければ幼いほどが良いと考えています。Dr. James Heckmanは0歳の時点では格差は既に存在していると指摘しています。それを解消できるのは、幼児教育だと考えているようです。

ハーバード大学の子ども開発センター(Center of Developing Child)では、幼児教育は健康に良い影響をもたらすという研究があります。

幼児教育の目的

社会のリソースを最大限に有効活用し、持続可能な社会を作り、みなん幸せにするという幸福論かもしれません。

少なくともPerry Schoolの研究では、被験者達はオイルショックや湾岸戦争、リーマン危機を経ても安定的な生活を送っているという結果があります。

Dr. James Heckmanはその結果は幼児教育を通じてソフトスキルを高めているからだと唱えています。毎日ここの子ども達をみると、私もその考えに賛成しています。そして、子供がそれ以上の力を発揮していることに驚いています。