ノロウイルスに感染しても嘔吐や下痢を発症しない場合がある!

このような状態を不顕性感染というんです。

平成27年日本国内では発生したノロウイルス食中毒の原因の内、約4割は不顕性感染です。

不顕性感染でも、感染者の糞便には多くのノロウイルスが含まれていますので、気付かない内に感染をしてしまう可能性があります。

ちなみに、ノロウイルスの排出は1ヶ月程度続くこともあるのです!

気をつけてください。

脱抗生物質 スーパー耐性菌から守る

抗生物質の使用は、抗生物質耐性を生む主要な原因です。ヒトにおける抗生物質使用の3分の1から2分の1までは、不必要または不適切です。アメリカでは毎年、救急室、病院ベースの診療所などに、約4,700万本の不要な抗生物質処方箋が処方されています。

抗生物質耐性に対抗し、薬物反応を起こさないためには、抗生物質を適切に使用しなければなりません。これは、必要な場合にのみ抗生物質を使用し、必要に応じて抗生物質を正しく使用することを意味します。

風邪、インフルエンザ、喉の痛み、気管支炎などのウイルスによって引き起こされる感染症は抗生物質を服用する必要がありません。抗生物質を服用しなくても、多くの副鼻腔および耳の感染症は治癒する可能性があります。代わりに、症状を軽減することはこれらの感染を最も良い治療選択肢となるかもしれません。

風邪、インフルエンザ、咽頭痛、気管支炎などのウイルス感染に対する抗生物質を服用すると:

  • 感染症を治してくれない、
  • 他の人は感染症を感染しないわけではない、
  • 不要で有害な副作用を引き起こす可能性はある、
  • 細菌が抗生物質の効果に抵抗する力(耐性)を付ける。

ウィルス性感染に関連した症状の最善の治療選択肢は、休息、水分補給、そして市販されていない薬品かもしれません。

アメリカで26種類抗生物質すべてに耐性を持つ細菌に感染した米国人女性が、昨年9月にネバダ州の病院で死亡していたことを、米疾病予防管理センター(CDC)が2017年1月13日に報告した。

Reference:
Centers for Disease Control and Prevention (CDC)
https://www.cdc.gov/features/getsmart/

風邪はウイルス性?細菌性? 抗生物質効くのは?

症状ウイルス性細菌性抗生物質の必要性
*風邪・鼻水
*気管支炎・咳風邪
**百日咳
*インフルエンザ
**連鎖球菌咽喉炎
*咽喉炎
*滲出性中耳炎
**尿路感染症

*通常はウイルスによって引き起こされます。
**通常は細菌によって引き起こされます。

Reference:
Centers for Disease Control and Prevention
https://www.cdc.gov/features/getsmart/infographic2.html

無駄な子供医療

無駄医療無くす

無駄な医療を無くすために
賢く選ぶ(Choosing Wisely) アメリカ小児科学会
「Choosing Wiselyは、アメリカ内科医学委員会が創設したABIM財団により2011年から展開された活動である。患者と医師に対して過剰医療についての情報を提供することで、医師と患者との関係を密にし、患者中心医療の推進を目的としている。」

① ウイルス性呼吸器疾患(副鼻腔炎、咽頭炎、気管支炎)は、抗生物質を投与すべきではない。

幼児への抗生物質の使用率は低下する傾向ではあるが、依然として高い水準である。ウイルス性呼吸器疾患に対して不必要な抗生物質の投薬は抗生物質耐性が生ずるとともに医療コストの増加及び薬物副作用をもたらす。

② 4歳以下の子供の呼吸器疾患に対し、風邪薬や鎮咳剤を投与したり推奨してはならない。

研究によるとこれらの薬品は子供に対してほんの少し効用しか与えられない、その一方、潜在的に深刻な副作用をもたらす。多くの子供向けの鎮咳剤と風邪薬は複数の成分を含まれているため、飲み合わせることによっては不慮の過剰摂取の可能性が高まる。

③ 頭部の軽い外傷に対し、CT撮影は不要である。

軽微な頭部外傷は小児および青年において一般的に発生するものである。病院の救急部門に診察を受ける子供の約50%は頭部外傷に不必要だと思われるCTスキャンを受けさせられている。子供の脳組織が電離放射線に敏感であるため、生涯のがんリスクを増加させるなどX線撮影は子供に相当な危険をもたらす。

④ 子供の単純な熱性けいれんに対し、CTやMRIなどの神経画像撮影は不要である。

CTスキャンは放射線に関連しているため将来のがんリスクを増加させる可能性がある。MRIは鎮静が必要なためリスクとコストを増加させる。

⑤ 日常的な腹痛の訴えに対し、CT撮影は不要である。

子供の繊細な臓器に過剰放射線被曝は生涯のがんリスクを増加させる可能性がある。また、不適切なCTの手順によって放射線の過剰摂取の可能性がある。