保育所が子供をダメにする

イギリスの文部科学省に当たる機関Ofstedはイギリスに多くの保育所の子供は小学への進学に必要な基礎能力が低いということを指摘した。文部大臣であるSir Michael Wilshawは保育所のあり方を変えようとしている。子供を預ける施設ではなく、教育主導の施設に変更しなければ、子供は学校での生活に付いていけなくなる。

当然多くの保育所を運用している方々から反論をしている。子供の学力より人間性を育つべきだと。子供に教育を押しつけることは子供の精神健康を害する恐れがあると、様々な反論が展開している。

しかし、Oxford Universityが2013年発表した調査では、子供が保育所に過ごす時間が多いほど、情緒的と行動的な問題が起こりやすいという。この調査は991世帯を対象に行ってお家で過ごす子供と、保育所で過ごす子供を比較して、保育所にいる時間が長い子供は活発性過度症になる可能性が大きいという。

ただ、見落としては行けないのは『貧困層家庭の子供』がそうなる傾向が強いということ。そして、Ofstedの指摘も実は『貧困層家庭の子供』が焦点であることを強調した。

数字が読めない、言葉ができない、ペンも握れない

Sir Michael Wilshaw(Ofsted)三分の二貧しい家庭の子供は数字や言葉が認識できない、そしてペンを握れない、トイレに行く事すらできないと危機感を表した。彼らは小学の時、読み書きができていないとすれば、小学校の生活についていけない。このような子供は将来中学校に進学できるはずがないと。

「我々は社会階級の移動(低所得から中所得へ)を考えている時は、どんな学校で卒業したのを焦点に当てるのではなく、我々は実際に子供の人生の開始時点に何が起こっているかを心配する必要がある。」つまり、子供が幼少期能力開発は将来の学力より大事だということ。

50%の子供が小学への準備できていない

2014年University College London’s Institute of Health Equity の調査によると、イギリスの子供の半数以上が小学への準備されていない。西欧諸国に比べて識字、数字と身体的な能力などは基準より大幅に遅れている。

これについて、親の責任が大きいと指摘した。特に幼少期に親は子供と一緒にいる時間、読み聞かせしてくたり、話し掛けたり、抱っこしてくれる時間が不十分だという。

研究リーダーのProfessor Sir Michael Marmotは子供の健全なる成長は親や保育に関わる人に大きく左右される。子供に話し掛けたり、読み聞かせしたり、遊んだり、歌ったり、そして抱っこしてあげることは子供への成長に最も大きく貢献する。このような残念な結果は親の関わり合いと保育サービスの品質も密接に関与しているという。

Reference:

  • http://www.bbc.com/news/education-26853447
  • http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/11113837/Half-of-children-are-not-ready-to-start-school.html
  • http://www.parenta.com/2013/10/18/children-spend-time-nurseries-more-develop-behavioural-problems-2/
  • http://www.telegraph.co.uk/education/educationnews/10740021/Ofsted-chief-send-children-to-school-from-the-age-of-two.html

子育て方程式

ノーベル経済学賞受賞者James Heckmanは0〜5歳幼児教育への投資は最大の利益をもらたし、利益率は株式より高いと言っている。

彼の方程式は、

幼児教育への投資+能力伸ばす+持続効果=人的資本増加

幼児教育への投資は教育と開発資源を恵まれない家庭に等しく提供することで初期の人間能力開発が成功しやすい。

能力の伸ばすは子供の認知能力と社会的スキルの育成が誕生から5歳まで最も重要な時期。

持続効果は幼児教育は成人になってもその効果が続く。

人的資本増加は能力の高い、生産性の高い、そして優秀な市民が次世代のために配当金を支払う。

幼児教育は本当に有効な手段か?

Dr. James Heckmanは計量分析を用いて、Perry School / High Scope、The Carolina Abecedarian Preschool programなどの経年調査のデータを分析してこの結論を出した。
勿論反対派は存在する。彼はこう出張している:Perry School のプログラムは年間19,000ドルがかかる一方、Childcare Center(公営保育所)などは年間3,800ドル。オバマ政権がこのほど幼児教育へ72億ドルの投入はすべて税金(たばこ税上げ)に賄っている。そして、Perry School のプログラムはChildren at Riskの家庭が対象であることから、一般な子供までその効果が波及するかどうかは定かではない。ただ、これらの指摘は個人的な考えが多い。

Perry School のプログラムは既に50年の歴史を持っている。そして50年目の調査は着々と準備が進んでいる。かつでない規模の幼児教育の経年調査は果たしてあったのか?おそらくない。そしてDr. James Heckmanは検証しないでデータを安易に取り上げることは考えにくい。そのため、アメリカ政府のみならず、国際機関であるOECDも幼児教育を推奨している。

Reference:

  • http://www.smartbeginnings.org/Portals/5/PDFs/Research/HeckmanEquation.pdf
  • http://www.childcarewestchester.org/pdf_employers/The_Heckman_Equation_brochure.pdf

子ども社会に広がる学力格差への対策

2009年文部科学省が発表した調査では中卒と大卒の生涯賃金は8,000万円とのこと。これ数値はさらに拡大するばかりである。経済格差は先進国においてかなり深刻な問題で、社会的コスト、つまり医療、特別教育施設、犯罪率、生活保護などを増加する原因にもなる。アメリカのオバマ政権は格差を是正するために、10年に75億ドルを高品質の幼児教育に投資すると2013年教科書に発表し、先月実行した。

アメリカは決して幼児教育が先進的な国ではない。むしろOECDの加盟国中で下位である。

オバマの決断

オバマ政権が幼児教育への投資決断となる根拠は一つはPerry School / High Scopeの経年調査である。60年代からのプロジェクトで、高品質の幼児教育とそうではない施設の子供の一生を追う調査である。

以前の記事にも取り上げた。主に

  1. 中退率が低い
  2. 進学率が高い
  3. 犯罪率が低い
  4. 安定的な収入
  5. IQ及び学力が高い

という結果が認められた。そして、最大の利益は1ドルの投資に対して将来7ドルのリターンが得られるということ。この試算はノーベル経済賞学者James Heckman(シカゴ大学)も認めて、そして彼も高品質の幼児教育を推奨する一人でもある。(OECDも高品質の幼児教育を推奨している。)

*Perry School / High Scope以外に、The Chicago Child-Parent Centers Program、The Carolina Abecedarian Preschool programも同様な結果が得られた。

子供が9ヶ月の時既に格差が存在している

子ども社会に広がる学力格差

図1.収入による子供の学力格差

Dr. James Heckmanの研究による学力格差(Achievement Gap、和訳:学力差)は既に子供が9ヶ月の時既に存在しているという。この格差が解消しない限り、子供の将来も低所得者になる可能性が大きい。そして学校中退、犯罪などが起きる可能性があると示唆している。

なぜ9ヶ月で学力格差を生ずるだろう。ここでいう格差は子供の認知能力、社会性=学校への準備度合いということ。

子ども社会に広がる社会性格差

図2.収入による子供の社会性格差

大きな要因として、母親と父親の学歴、移民者かどうか(お家で英語を使っていない)、また貧困により充分な医療を受けられないことがあげられる。Children at Risk = 取り巻く環境が育児に良くない、はオバマ政権だけではなく、イギリスをはじめとする先進国はこれを解消しようとして、様々な財政的な支援を乗り出している。

中間所得層は最も学力格差が解消できる

NIEER(国立幼児教育政策研究所)の研究によると、低所得層と高所得層の学力差が拡大するばかりだが、中間所得層と高所得層との学力差は存在しているものの、広げることなく停滞している。

中間所得層の子供は収入制限によって格安の教育サービスを受けられない一方、料金の高いインターナショナルスクールのような学校にも受けにくい。受けられる一般的な教育サービスは大勢の子供が一緒に勉強しているので、先生が一人一人子供への対応が出来ないという点。

NIEERがまとめた報告では、中間所得層の子供が高品質の幼児教育を受けることで、子供の学校への準備度合い、言葉数、認知力、社会的な行動/スキルなどが高くなったという。そして、高所得層の子供との学力差が縮まったという結果がわかった。

高品質の幼児教育の持続力

W. Steven Barnett, director of NIEERが123本の論文をまとめたところで、高品質の幼児教育は小学だけではなく、高校になってもその効果が発揮続けるという。

Dr. James Heckman(シカゴ大学)はこれについて幼少期において感情的なスキルと社会的なスキルが開発された結果といい。Dr. James Heckmanは人間のハード(学術力)ではなく、ソフト(社会性、コミュニケーション力)などを重視すべきと説いている。

高品質の幼児教育とは?

主に3つの点から評価されている。

  1. 少人数(生徒対先生)
  2. 先生の質
  3. 環境面

先日ある幼児教育の方とお会いして、日本において昔は一時的に幼児教育が流行っていたが、今は学力を延ばすというよりか「有名」学校に入るために勉強させている保護者が多い。学力も中身も付いてこれなくなる子供ばかりという。

Reference:

  • http://www.americanprogress.org/issues/education/report/2013/06/25/67886/the-top-10-myths-about-preschool/
  • http://nieer.org/resources/policyreports/report3.pdf
  • http://www.childtrends.org/wp-content/uploads/2013/05/2009-52DisparitiesELExecSumm.pdf
  • http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab200901/detail/1296547.htm
  • http://heckmanequation.org/

子供の大学学費を払ってはいけない

子供の大学学費により多くのお金を払う親は、子供の成績が悪くなる傾向だという。

研究の結果は今までの考え方を覆したもので、それはほとんどの親はより多くのお金を子供の教育に費やすことで、自分の子供がより良い成績を修められると考えてきたからだ。子供が学費を支払うためにアルバイトしたり、ローンを組んだりして、学業に集中できないと思っている親は少なくないはずだ。

しかし、それはまったく違う結果となり、両親にその学費の全て負担し支払われている学生は、より多くのレジャー活動に従事することが判明した。言い換えれば、彼らは勉強するために学校に行くのではなく、遊ぶために学校に行くようなものだ。

親の金銭的なサポートが高いほど子供の成績が最も悪い。それは、私立、県外の大学そして、最も学費の高い大学でもいえる。ただし、私立大学と比べてエリートの大学はこのような現象が少ないとこの調査でわかった。

「親からお金をもらって大学を通う学生は、授業に真剣に取り込もうとしない」とDr. Laura Hamiltonが言う。彼らは学校を中退することなく、おそらく卒業できるだろう。しかし、成績は決して良い方ではない、せいぜい平凡な単位を取っている。」

Dr. Laura Hamiltonはデータの信憑性を確かめるために、さらに3つの連邦政府のデータを取り込み、定量分析を行った。そして、その結果は一致している。「親に学費を支払われていて成績が悪い学生で、その親がきちんと子供に対して自分の責任を議論されてこなかった」とDr. Laura Hamiltonが指摘した。親が自分の目標、成績、卒業時期など、子供に明確に話す、議論することで、マイナスの影響は最小限にもしくは排除することができるという。

「余裕のある家庭で子供を大学に通わせるのに親が金銭的な支援をやめてとは言っていない。最も大切なのは子供になぜ学校に行かせること、何を勉強して得ること、目標などを子供にきちんと議論することだ。」

アメリカの大学平均費用はUS$28,500、トップレベルの大学学費は教材など入れて年間US$57,125。平均年収のUS$40,000優に超える。ただ、トップレベルの大学、例えばハーバード大学の新卒だと平均年収$57,700であるため、学生ローンを組んで大学に行く人は少なくないという。

日本でも同じ現象があるのではないだろうか。

Reference:

  • http://asr.sagepub.com/content/early/2013/01/03/0003122412472680.abstract
  • http://www.forbes.com/sites/susanadams/2013/01/16/want-your-kids-to-succeed-dont-pay-for-their-education/
  • https://www.insidehighered.com/news/2013/01/14/study-finds-increased-parental-support-college-results-lower-grades
  • http://www.topuniversities.com/student-info/student-finance/how-much-does-it-cost-study-us
  • http://www.payscale.com/research/US/School=Harvard_University/Salary#by_Years_Experience

甘やかされて育った子供の特徴

① 高い期待を抱いている

甘やかされて育った子供は全てのものが周到用意されていると期待している。彼らは例えばそれが目に見えるアイテムであろうか、学校での成績やスポーツチームのポジションであろうか、手にするために頑張ろうとしない。このような勤労意欲の欠如は子供の行動に様々な影響をもたらす。甘やかされて育った子供は目標を設定し、それに向けて達成した時の達成感や報酬感覚を理解できない。彼らは望まなくとも用意されていることを期待して、そして多くの場合彼らは成果一つも達成することができない。

② 怒りっぽい(かんしゃく)

かんしゃくは幼児の成長において避けられない過程の一つ。特に2歳前後の幼児は時折かんしゃくすることがある。ただし、甘やかされて育った子供は2歳以降も続いている。もし子供が3歳以降もかんしゃくが続いていれば、それは典型的に甘やかされている子供の特徴。甘やかされて育った子供は簡単に挫折し、その高い期待と相まってかんしゃくに発展する。

③ ルール無視、他人軽視

甘やかされて育った子供は自分を中心に行動する。そのため、彼らはルールを軽視し、そして日常的にもルールを無視する。その結果、彼らは自分の兄弟や友人とも歩み寄ろうとしない。甘やかされて育った子供は彼らの望んだものが用意されると期待し、もしルールによってそれらを手に入れられないとわかった時にはイライラして怒る、そして妥協も拒否する。彼らはルールへの尊重を欠いていると同じように、彼らはまた他の人への敬意を欠いている。彼らは自分の失礼な挙動によって周りの人に迷惑をかけていることすら理解できない。

④ 不平不満

甘やかされて育った子供は満足することが難しい。彼らはルールへの尊重や節度のある行動ができない、その結果常に多く要求する。そして、甘やかされて育った子供は簡単に飽きる、それは彼らがしばしば自分が持っていないものにだけ焦点を当てるためからだ。

Reference:

  • http://www.pal.ua.edu/discipline/spoiled_child.php
  • http://www.aces.edu/pubs/docs/H/HE-0718/HE-0718.pdf
  • http://www.happiestbaby.com/10-ways-to-raise-a-spoiled-child/

上手な子育て方法:干渉しない

ヘリコプターペアレント(和訳:モンスターペアレント)の過剰な保護や干渉は果たし子供によいか?最近ではもはや日常の用語で使われている。

University of California, Berkeleyの臨床と発達心理学者Diana Baumrindは、理想な親は子供との関わり合いし、きちんと応えて、そして高い目標を設定するが、子供の自立性を尊重すと話した。

このような毅然とした親は最良の子供と関わり合いの度合いを理解し、甘やかしと関わりの低い親もしくは支配的と過剰な関わりの親より、学術力、心理的及びに社会性の高い子供を育成している。

「毅然とした親は子供のモチベーション(やる気)を高めるのに手助けしている。」 Stanford Universityの社会と発達心理学者のCarol Dweckは毅然とした親がなぜ高いモチベーションの子供を育てることが可能かについて研究を行っていた。

Carol Dweckは2つのグループの子供にパズルを遊ばせて、一つのグループの子供に賢いとか、あたなならできるとか話しかけた。もう一つのグループの子供には何も言わないで実験を行った。結果は何も言われていないグループの子供はやる気が高く、難しいパズルをどんどんチャレンジしていく。

「彼らはより高い自信が持ていて、そこからパズルを解く過程において高い技術を持っていることを示している。」

矛盾のように思えるが、子供の才能や能力を褒め称えるのは子供の自信を喪失させることになる。難しいパズルが解けなかった時は子供自身の『賢い』ステータスを失うリスクがあると気づき、その恐怖から解放するためより単純なパズルを選んで解く。

Dr. Carol Dweckの研究結果はDr. Baumrindの見解が一致しており、限定的な干渉の子供はより感情性と学術力の高い結果をもたらす。Dr. Baumrindは25年キャリアを持つ臨床心理学者で、子供の心理治療に勤めていた。

「最も幸せな、最も成功した子供達の親は、子供ができることもしくは子供がやろうとすることを子供に委ねる。親の自己満足のためではなく、子供のニーズを満たすための行動を取っているからだ。」

子供の成長に最も重要なタスクは、現実と一致して子供自身が自立できる感覚を養うことと自信を身につけること。もし赤ちゃんが歩き出す頃にまだ歩けないようにと扱うと、彼/彼女は自信を無くしてしまい、それは現実とは掛け離れたということだ。これはまさしく毎晩子供の宿題を手伝ったり、子供に頻繁に電話やメールに安否確認、願書の志望動機を手直すこと等と同じことだといえる。

「何かが子供自分でできたとなると、親は良い仕事したと自分自身を褒めて、そして次の目標に移す。続きに不必要な介入は子供自身に悪く感じさせてしまったり、親のした事に怒りを覚える。」

子供の失敗やミスを起こすことは潜在的より大きなリスクを引き起こす可能性がある。親の仕事としてそれらの潜在的なリスクを最小限にとどめる。それで親はどういうリスクを許容してよいだろう?「数時間と友人とショッピングモールに行くことにおいて、通常11歳の子供は自分自身の面倒を見ることができる。例えば子供が鞄を忘れたり、高い買い物をしたり、もしくは親と連絡するのを忘れたりしてもだ。」

「幼児にとって公園は未知の世界、子供にとって近所の子供と遊ぶのは楽しい時間、青少年にとって社会は広い世界、それぞれの場所は彼らに興味を注がれる。でも、それぞれの場所の伴うリスクは日常生活の一部である。しかし、成長とは子供が不安すら感じてしまうそれぞれの場所で適応力が自然に生まれることである。」

多くの保護者は自分の子供に不愉快なことをさせたくないと思っているが、私はそれが大きな間違いである。チャレンジが失敗し、子供に悲しい思いを覚えることは彼に大きな武器を手に入れることだ。『成功した失敗』は子供にとって成長の糧である。子供にすぐ手を差し伸べたり、過剰な保護をしたり、チャレンジを回避させたりするのは子供の成長の機会を失わせ、将来に大きな回避できない困難やチャレンジに対応する力を奪うと同じ。」

「良い親と悪い親の関わり合いの度合いについての境界線がくっきり別れている。例えば子供が数学の宿題をしたくない時、良い親は子供が良い学生でいてもらいたいためではなく、社会に進出のに必要な基礎的な数学力として子供に時間を掛けて説明する。その一方、幾度も時間を掛けて学校を探しては一緒に願書に記入して提出して、親と子供が一緒に『頑張れば』念願の学校に入れるという思い込みする親と比較すれば一目瞭然だ。こういう親の多くは自分が大卒というステータスだから、子供は当然のように大学に入ると思っている。」

上記二つの親どちらも支配的なスタンスをとっているが、前者は行動的に対して後者は心理的である。心理的な支配は子供の個性を殺してしまう。背中を押ること、方向性を決めること、褒め称えることの全てが外からの力を加えてあげると、子供の中から自らの背中を押し、進むべき道を決め、自分を褒め称えること等の力量は育てない。

良い親は暖かく、子供に限度のある干渉を設定しそれを超えない、心理的に恥や険悪感を与えない。親は子供への心配と常に向き合わなければならない。子供の仕事は成長すること、親の仕事は子供がどんな状況においても自ら判断を下すことができるのを信じ、そして親自身の不安を制御することだ。

Reference: 

  • http://www.nytimes.com/2012/08/05/opinion/sunday/raising-successful-children.html?pagewanted=all