子供の大学学費を払ってはいけない

子供の大学学費により多くのお金を払う親は、子供の成績が悪くなる傾向だという。

研究の結果は今までの考え方を覆したもので、それはほとんどの親はより多くのお金を子供の教育に費やすことで、自分の子供がより良い成績を修められると考えてきたからだ。子供が学費を支払うためにアルバイトしたり、ローンを組んだりして、学業に集中できないと思っている親は少なくないはずだ。

しかし、それはまったく違う結果となり、両親にその学費の全て負担し支払われている学生は、より多くのレジャー活動に従事することが判明した。言い換えれば、彼らは勉強するために学校に行くのではなく、遊ぶために学校に行くようなものだ。

親の金銭的なサポートが高いほど子供の成績が最も悪い。それは、私立、県外の大学そして、最も学費の高い大学でもいえる。ただし、私立大学と比べてエリートの大学はこのような現象が少ないとこの調査でわかった。

「親からお金をもらって大学を通う学生は、授業に真剣に取り込もうとしない」とDr. Laura Hamiltonが言う。彼らは学校を中退することなく、おそらく卒業できるだろう。しかし、成績は決して良い方ではない、せいぜい平凡な単位を取っている。」

Dr. Laura Hamiltonはデータの信憑性を確かめるために、さらに3つの連邦政府のデータを取り込み、定量分析を行った。そして、その結果は一致している。「親に学費を支払われていて成績が悪い学生で、その親がきちんと子供に対して自分の責任を議論されてこなかった」とDr. Laura Hamiltonが指摘した。親が自分の目標、成績、卒業時期など、子供に明確に話す、議論することで、マイナスの影響は最小限にもしくは排除することができるという。

「余裕のある家庭で子供を大学に通わせるのに親が金銭的な支援をやめてとは言っていない。最も大切なのは子供になぜ学校に行かせること、何を勉強して得ること、目標などを子供にきちんと議論することだ。」

アメリカの大学平均費用はUS$28,500、トップレベルの大学学費は教材など入れて年間US$57,125。平均年収のUS$40,000優に超える。ただ、トップレベルの大学、例えばハーバード大学の新卒だと平均年収$57,700であるため、学生ローンを組んで大学に行く人は少なくないという。

日本でも同じ現象があるのではないだろうか。

Reference:

  • http://asr.sagepub.com/content/early/2013/01/03/0003122412472680.abstract
  • http://www.forbes.com/sites/susanadams/2013/01/16/want-your-kids-to-succeed-dont-pay-for-their-education/
  • https://www.insidehighered.com/news/2013/01/14/study-finds-increased-parental-support-college-results-lower-grades
  • http://www.topuniversities.com/student-info/student-finance/how-much-does-it-cost-study-us
  • http://www.payscale.com/research/US/School=Harvard_University/Salary#by_Years_Experience

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