脳内の情報伝達は、神経細胞同士のシナプスと呼ばれる結合での信号のやりとりにより行われています。シナプスでの情報伝達は記憶や学習の分子基盤と考えられます。
子供が生まれるときは無数な神経細胞が脳内存在しており、その数は1年後約2倍になり、3歳の時は成人の80%達します。シナプスの形成はこの時期は最も活発に行われています。子供2歳か3歳の時シナプスの数は成人と同じくらいのシナプスを持っていると考えられています。
図1.脳神経
早期経験は脳への良い働きをもらたす
遺伝子の働きは脳内各所に必要な神経細胞を配置し、どのようにネットワークを構築するか指令を出します。ですので遺伝子はあくまで脳内構築する設計図です。環境や経験という外部要因は脳への神経活動を刺激し、例えば言葉、音声などは言語を司る脳神経がその刺激を受け、言語の脳神経とシナプスが発達します。もしこの時期においてより多く言葉や音声を与えると、言語を司る脳神経とシナプスがより活発となります。
使われなくなったシナプスは思春期に衰退されてしまいます。これは脳が効率化をはかるためのプロセスだと言われています。小さい頃が出来て、大人なって出来ないというのはこのプロセスではないでしょうか。
強いシナプスは学習、記憶や他の認知能力をサポートする脳内ネットワークの効率化や連結性を寄与します。
子供3歳までにできるだけたくさんの経験をさせておいたほうがいいと思います。その中でオーチャードキンダーはコミュニケーションを重きにおいてあります。それはコミュニケーションが最も大切なスキルからです。