1から3歳の幼児教育
脳の成長は1から3歳の時期において最も活発的に行っています。この時期に教育を行うことによってどのような効果/影響があるのかについてThe HighScope Perry School Study age through 40の調査によって解明されました。この経年調査によると早期教育(1から3歳)がもたらす効果は大きく、かつ持続性のあるものがわかりました。
図1.Pre-KはPre-Kindergarten(幼稚園以前の意)の略で、つまり3歳前の教育を指しています。
With Pre-Kは3歳前の教育を行った人、Without Pre-K は3歳前の教育を行っていない人を指します。
調査結果
- 5歳時点のIQが90以上
- 14歳時点の学力(基本もしくはそれ以上の成績)
- 高校卒業率が高い
- 27歳時点でお家を持つ(マンション購入、経済力)
- 40歳時点の収入が20K+(安定収入)
その他は例えば、大学進学率の向上、学校中退率の低下、犯罪率の低下などもあります。また、認知能力についても短期的及び長期的な効果が認められています。
調査にはhigh quality preschool / early childhood programsと前置きしてあります。それについての定義は様々でありますが、概ねに
- 先生の質
- 先生対児童の数
- 環境などがあります。
米国立小児保健発育研究所は1から3歳児について6名に1人の先生の割合を推奨しています。日本3歳児の場合は、認可保育園は20名に1人の先生、幼稚園は35名に1人の先生となっています。
オーチャードキンダーはhigh quality preschool / early childhood programsという定義を念頭において設立されたものです。