イギリスで2000年9月から2002年1月まで生まれた子供18,819人を対象に働く母親と子供の社会情緒的行動についての経年調査。
母親が(出産後)早期に就労もしくは社会復帰することはその後の子供の成長過程において子供の社会情緒的な行動に不利に働く証拠が見られなかった。
ただし、親の就労手配(父もしくは母休職、就労していないこと)によっては子供の性別において子供の行動性結果に著しい差異が見られた。
女の子 ー 最初の5年に働いていない母親は働いている母親より、子供が5歳の時で社会的な行動問題が生ずる可能性が77%以上高い。
男の子 ー 父親が5年の中である期間就労していない場合は、子供が5歳の時で行動的な問題が起きる可能性が高い。
多くの母親は働くことで子供に対して後ろめたさを感じているので、この調査を掲載してみた。調査の結果は母親、父親の就労に対することは子供にポジティブの働きがあるといえる。
時代が時代で、変わっていく世の中で、今までの生き方や考え方も少し変化しないと行けないのではないでしょうか。
Reference:
- Journal Epidemiology Community Health, http://jech.bmj.com/ (082Maternal employment and child socio-emotional behaviour: longitudinal evidence from the Millennium Cohort Study)