格差はいつから生ずるでしょうか?
実は生後9ヶ月から格差が生じます。
貧しい家庭で生まれた子供達や適正な教育を受けていない親の子供達の認知能力、社会能力などは中間層と富裕層との開きがあったことを最近の研究でわかりました。
格差の子供は例えば小学校への準備が出来ていないや途中で退学したり、高等教育に進むことができない、犯罪に手を染めるなどの可能性が高いです。
ユニセフは早期幼児教育を推奨しています。それは小学校への準備だけではなく、中退率の低減、進学率の増加、そして犯罪率の低下につながるからです。
早期幼児教育の重要性については、ノーベル経済賞受賞者でもある米国シカゴ大学のJames Heckman博士などが強く推進しています。
ユニセフでも早期幼児教育については「早期幼児ケア」として2000年頃から注目をしています。2010年に発行された「世界子供白書特別版2010」でも、早期幼児教育についての言及が「教育の権利」として随所に見られます。
『早期幼児教育の認識』
多くの人は「早期幼児教育」を小学校の授業のように読み書きや計算などの学術だけのもの連想しがちです。
「早期幼児教育」は年齢に適した遊びや子供達の興味を刺激したり、知覚、情緒、社会性の発達に配慮した教育です。
『脳の成長』
子供達の脳や認知能力は、誕生から小学校に上がる前までに飛躍的に発達します。その時期を逃がさず、好奇心を満たす刺激や知識、対応力を授けてあげると、子供達は、その後の人生においても身につけた力を応用し、大きく伸びていくことができます。